アジャイル|IT 用語辞典

アジャイル

英語 : Agile

アジャイルとは、「機敏な」「迅速な」という意味で、現在の変化しやすい環境に「機敏かつ柔軟に」(= アジャイル) 対応することを目指した開発プロセスの総称のこと。
具体的なアジャイル開発プロセスとしては、eXtreme Programming (XP)、Scrum、Crystal といったものがある。

従来の、「ウォーターフォール」型とよばれる開発プロセスでは、プロジェクト全体を工程に分割し、各工程で作成されたドキュメントを元に次工程の作業を順次行っていくが、近年社会状況やマーケットの変動が激しくなるに従い、機敏に対応して開発が行えないという問題点が指摘されるようになってきた。

こうした状況の中、変化への対応を行う開発手法が登場し、その提唱者たちが 2001 年 2 月、アメリカ合衆国のユタ州のスノーバードというスキーリゾートでコンセプトを統合すべく会議を行った。
そして、「アジャイルソフトウェア開発宣言」を発表した。
この文章が、アジャイルソフトウェア開発とその諸原則を公式に定義した文書であるとされている。

「アジャイル・マニフェスト」、「アジャイル・アライアンス」などといった非営利団体が、アジャイル開発を促進するための手法やガイドラインを公表している。

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