Saas
フルスペル: Software as a Service
読み方: サーズ
Saas の別名は、「サービスとしてのソフトウェア」といい、顧客に対してアプリケーションソフトの機能を、「ネットワークを通して」「必要に応じて」提供するしくみのこと。
Saas の下地となっているのが、1990 年代の終わり頃に登場した ASP (Application Service Provider) というシステムである。
当時の ASP には、下記のようなデメリットがあった。
- インターネット回線が低速
- 業務系アプリケーションが対象となっていない
(ショッピングサイトやグループウェアなど) - カスタマイズが限られており、画一的な使い方しかできない
これに対して、Saas は下記のような特徴を持っている。
- ADSL や光ファイバーなどが普及し、インターネット回線が高速
- ユーザーの要望に応じてカスタマイズされた機能をオンデマンドで提供する
- 業務系アプリケーションも対象 (CMR など)
従来の ASP が、インターネット環境の向上やウェブサービスの機能向上などにより発展したものが、Saas である。
具体的には、「Salesforce」や「Software as a Service Showcase」などのサービスがある。
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